2006年12月28日
密着!愚痴ビジネス24時 その3
12月23日。
クリスマスを前に、町は浮き足立っていた。

三条河原の広場は、聖夜のパートナーを求める若者で溢れかえっていた。
その中に、やはり彼らはいた。

「愚痴聞き屋」

パートナーを見事射止める者もいれば、
戦いに破れ、傷をなめ合う者もいる。
欲望の裏には愚痴あり。
彼らがこの機会を逃す筈も無かった。
しかし、今回もまだお客はいない様子。
周りの人々は、あきらかに愚痴聞き屋の存在には気付いているが、
遠巻きに見つめるのみである。
完全に見せ物状態である。
コンパ参加者にまぎれて、チラシを配布するグチビジネス関係者達。
途中、外国人に話しかけられる関係者。
「俺の愚痴を聞いてくれ、クスリが全く売れないんだ」
というデンジャラスな場面に遭遇しつつも、地道に自らの活動を広報する。
しかし、夜が更けるにつれ、徐々に人が減り出す河原町。
関係者の披露も蓄積してきた様子。
今日もまた、お客はゼロなのか。。。
そんな気配が漂ったその時、
一人の女性が、愚痴聞きサンタの前に座った。

色めき立つ取材班。
愚痴聞き屋 お客第一号が誕生した瞬間であった。
近くで話を盗み聞きしていると、どうやら恋愛関係の愚痴を聞いている模様。
何やら、別の酔っぱらい集団も合流し、皆で愚痴を聞いている。

「言っちゃえよ!言っちゃえよ!」
といったようなことを言い始めるギャラリー。
すると女性はどこかに電話をかけはじめた。
数分後、一人の男性が女性の元へ。
二人は、仲良く夜の帳に消えていった。
帰り際、「ありがとう」と女性。
内容は良く分からないが、
とにかく、愚痴聞き屋によって、一つの恋が始まった瞬間であった。
初めてのお客を迎え、感慨深げな関係者たち。
しかし今日のお客はこれだけではなかった。
10分後、男女が愚痴聞き屋を訪れた。

別れ際、記念撮影をパシャリ。

こうして、初めての売り上げを手にした愚痴聞き屋関係者たちは、
反省会を行うため、木屋町の喫茶店に消えていった。
<取材中発見した、愚痴聞き屋ノート>
■お客の感想
「すばらしく楽しかった」
(一言で表現すると)「ありがとう」
「初めに抵抗はなかったが、一人ではきつい」
「1000円では高いが300円の価値はあった」
「サンタの衣装より、藤井さんが話しやすかった。もわーんとしていた。」
- by KGC webmaster
- at 23:32

