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  4. 生活に困ったときの野食
  5. ヨモギだんご
  6. 野食事例

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2007年09月23日

ミヤマカタバミ

今回は京都府北部の美山町です。
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9月17日敬老の日、美山山友会の敬老行事にお邪魔して、自然豊かなこの町から917mの長老が岳に登りました。

道の途中で、これ食べれるのよと言われてかじってみたのが、ミヤマカタバミ。
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酸味があって疲れた体に嬉しい。
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夏から秋への季節の変わり目で、他にもいろいろなおいしいものが秋を待っていました。
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栗とトチの実です。トチの実は、昔は米の代わりにトチ餅の中に入れて食べられていたそうですが、今となっては嗜好品。
たくさん落ちていたので拾って帰ってトチ餅を作ろうと思ったのですが、特別な道具がいるらしいのです。
一緒に登った方にお話を聞きましたが、
1、2晩水につけてから乾燥させ保存する。
2、使う前に水で戻して、「トチヘシ」を使ってへす(つぶす)。
3、灰汁で一晩煮る。
4、きれいに洗って実を取り出す。
5、餅と一緒に蒸してつく。
という作業が必要で、その中でトチへシという道具が要るそうです。
誰か持ってないかな・・・どんな道具でどこにあるのか、あるいは代用できるものがあるかご存知の方はお知らせください☆


今回は、いろいろと季節を感じた山登りでした。
思えば、野食計画を始めてそろそろ半年です。これから、サイトも、もっともっとパワーアップさせていきますよ。
・・・それは良いのですが、山などで何か取るときには注意しないといけないこともあります。
その土地には所有者がいて、土地のものの利用には決まりがあるということです。
今回は、主催者の方に確認したところ、これくらいなら問題ないだろうということでした。

皆さんも、季節を感じながら野食してみてください。

2007年09月22日

レシピ~夏の思い出編~

今回は、今まで実践した野食のレシピを一挙大公開!
おいしさ、とりやすさなどで考えて、皆さんにも是非してもらいたいものを5つご紹介します。

1、タニシの味噌煮
【採取場所及び方法】
水の張ってある田んぼ。こんなやつです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%B7
取る前に一応田んぼの持ち主に一言声をかけたほうが良いですが、基本的にタニシは田んぼにいらんものなので、快くOKしてくれるでしょう。
取り方ですが、素手で取れます。おそらくかみません。
【下処理】
2,3日泥抜きをします。
バケツとかに入れて時々水をかえます。ふたをきちんとしないと逃げられるので注意。
その後、そのまま熱湯に入れて塩茹でし、殻から実を取り出し、はらわたを取り除きます。
寄生虫がいる危険性がありますので、加熱はしっかり。加熱すれば大丈夫だそうです。
【その他の材料】
だし汁、味噌、砂糖、しょうゆ各適量、小ねぎ
【調理法】
下処理をしたタニシを油で炒め、しばらくしてからだし汁を加えます。味噌を溶かして、砂糖しょうゆで味を整えれば完成。小ねぎを刻んで載せました。
【栄養について】
http://blogs.dion.ne.jp/kan_blog/archives/1880192.htmlに、タニシには他の貝類より栄養があるとの記述があります。


2、ツユクサのおひたし
【採取場所及び方法】
山です。私が採取したのは京都の大文字山。山といっても遊歩道のすぐ横などの、比較的簡単なところにもあります。こんなのです。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/Tuyukusa.html
紫色の花は特徴的ですが、朝しか咲かないらしいです。
ササみたいな形だけどササよりもっとやわらかくてつるつるした葉が2枚ずつ横に向かってついています。葉のペアからペアまでは結構間隔があり、上から数えて2番目の葉より上の茎と葉を使いました。先っちょだけってことです。
【下処理】
ちょっと洗うくらいです。早めに食べましょう。
【その他の材料】
だし、砂糖、しょうゆ
【調理法】
さっとゆでてから水に通し、だしと砂糖としょうゆで味付けます。


3、ヨモギだんご
【採取場所及び方法】
川の近くや公園、どこにでもあります。こんなやつです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%A2%E3%82%AE
裏が白いので確認してください。香りも独特です。文字では伝えられませんが、どうしてもわからない方は、市販のヨモギもちで香りを確認してください。ちょっと変な感じですが(笑)
出たてできれいな先のほうだけを取ります。
【下処理】
さっと洗ってあく抜きをします。昔は灰汁で茹でたそうですが、今回は重曹を入れたお湯で茹でました。
【その他の材料】
米粉、あんこ、水
【調理法】
茹でたヨモギをすり鉢で擂ります。ミキサーでも可。水と混ぜた米粉の中に入れてこねます。手のひらの指を除いた大きさより少し小さいくらいの円盤型(厚さも手のひらより少し薄いくらい)に形を整えて茹でます。浮き上がったら茹で上がり。ざるに取って厚いうちに伸ばします。大きな丸になったら、あんこを包めば完成。
【栄養について】
http://www.health-net.or.jp/kenkozukuri/healthnews/020/120/k620/index.html
とっても詳しく書いてあります。


4、シジミの佃煮(ブログに書いたシジミ汁は秘伝なので・・・)
【採取場所及び方法】
海の近くの川。今回は鴨川の先の淀川(大阪)でした。
干潮を狙って川に入り、手で川底を探ってシジミを取ります。殻が閉じているもののみ選んでください。
水中で使える靴があると良いでしょう。サンダルだと怪我をします。ガラスはなくても少なくとも貝殻があります。こんなのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B8%E3%83%9F
【下処理】
泥抜きを最低5時間以上します。塩水に入れ、明るいところでそっとしておきます。
その後、力の限り洗います。貝を上から下に落として、がしゃがしゃするそうです。
【その他の材料】
酒、しょうゆ、みりん、砂糖、塩
【調理法】
注意:参考にしたサイトが消えてしまっていました。私のオリジナルではありません。
酒でシジミを茹でます。殻が開いたら取り出し、身だけにしてまた同じ酒の中に戻します。
全て殻を取り終わったら(いつまでも開かない貝は死んでいるので、ごめんなさいって言いながら捨ててしまいます。)しょうゆとみりんと砂糖、塩で味付け。火を止めてしばらく放置して味をなじませれば完成。


5、セミの素揚げ
【採取場所及び方法】
セミの鳴いているところ。今回は東京は百草園です。
普通に虫取りあみでセミを取ってタッパなどに入れていきます。
関西ではクマゼミが主流とかで、橙色のはらわたを取らないとおいしくないと聞きました。ご注意ください。
こんなのです。
油蝉http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%BC%E3%83%9F
クマゼミhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%BC%E3%83%9F
【下処理】
油蝉なら特にありません。クマゼミならはらわたを取りましょう。
【その他の材料】

【調理法】
なるべく新鮮なものを熱い油の中に入れます。2分くらいで取り出して、塩コショウでいただきます。
【栄養について】
http://harunourarano.at.webry.info/200607/article_3.htmlこちらに詳しく載っています。
食べ方ももっと手の込んだものが書いてあるみたいです。
夏のうちに見つけておけば・・・


以上です。夏は過ぎてしまいましたが、また来年にでもお試しください。
ヨモギなんかは春のほうが良いかもしれません。

2007年09月17日

新鮮が一番!

9月9日に行ってきた鹿狩り見学でいただいた、もみじ=シカ肉のお刺身のお話。

旨い!

これに尽きます。
グルメなら一度は口にすべき、最高のジビエ料理です。
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このおいしさの秘訣はなんと言っても新鮮さでしょう。
この新鮮さを味わうには山に入るという代償を払わねばなりません。
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もしかしたら人によっては山遊びはそれ自体素敵なことかもしれませんが、多くの現代人にとって、
時間も体力もつかう山は、代償と呼ぶべきものかもしれません。

本来なら狩りも自分でしてこそなんでしょうが、今回は、「野食計画」をご理解くださった方々のご協力で、私自身が狩りをすることなしに美味しい食べ物をあじわわせていただきました。


今回も様々な方々にお世話になりました。
コーディネートしてくださった方、狩りをしてくださった方々、調理場所を提供してくださった方、様々な食材を提供してくださった方々、調理してくださった方々・・・皆様に感謝です。

ちなみに、狩りについて詳しいことを知りたい方は、今回同行したT先生のブログhttp://yattemiyou.net/archive/deer.html
をご覧になると良いと思います。

2007年09月08日

生活に困ったときの野食

北九州で生活保護を打ち切られた男性が餓死した事件、覚えていますか?
その男性が「野草を食べ」ていたという証言は、新聞やテレビで大きく取り上げられました。

これは野食ですね。


私たちが野食をする動機が、「普通には手に入らないおいしいものを求めて」であるのに対し、
この男性の動機はおそらく「食材を買えなかったから」なのでしょうから、全く一緒ではないのですが、
野食をする皆さんには、ぜひ一度考えてほしい事件です。

事件の内容を知らない方は、こちらをご覧ください。
http://www.news.janjan.jp/area/0707/0707179252/1.php

調べてみると、生活困窮者が野草を食べるというのは他にもあるようです。
http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/188/genki188-06.html
こんな記事がWEB上にありましたので、この記事を書いた木下記者に、この野草について問い合わせたところ、詳しく教えていただきました。

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食べておられた植物は、ツワブキでした。
宮崎県の男性です。
年齢は不明ですが、当調査の対象は65歳以上です。
どのような形で調理していたかなど詳細は
聴き取り調査した職員にしかわからないのですが、
なぜ、市販の食材ではないものを食べていたかについては
メモがありました。以下

「元気な時はウニをとって売ったりして働いていたが、年金制度がいつからはじまっ
たかも知らず、加入もしていなかった。生活保護を受けているが、実生活では家賃と
光熱費を払うと3~4万円しか残らない。できるだけ、食費を切りつめるしかなく、
ツワブキをとって料理したり、できるだけ外出しないようにしている。毎年支給が削
られている状況なので、1万円でも増えたら助かるのですが」

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こういう生活を強いられても生きていけるという意味で、野食ができる環境を整えることは重要だと、この記事を読んで私は思うのです。


鴨川のホームレスさんにもインタビューしました。
丸太橋東詰めのおじいさんの話。
「鴨川周辺には食べられるものがない。
あっても食べない。
手間がかかるから。
今は皆手抜きの生き方をする時代。
めんどくさいから、安いスーパーで買って済ませる。」

家賃や家のローンがない分、食費は捻出できるようです。


2007年09月02日

ヨモギだんご

今回は野食の中でも割とお手軽だと思われる「ヨモギだんご」をご紹介します。
ヨモギはどこでも取れますが、今回の採取地は前回同様福岡県那珂川町。
茎ははじいて、真ん中の柔らかい部分だけを集めていきます。
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ゆでるときは、灰汁(灰を入れてしばらくしてから漉したもの)あるいは重曹を少し入れた水を使うと、ヨモギの色が鮮やかになるそうです。
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茹であがったらすり鉢ですります。

だんご粉と混ぜて形を整え、茹で上げ、あんこを包んで完成です。
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ちなみに協力は、私の祖母です。

いい香りがしておいしい。
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これは家族で食べました。

タニシは人気がなかったのに、ヨモギだんごは受け入れられる。
この違いは、何でしょう?
認知度?経験?おいしさ?・・・謎です。


2007年09月01日

野食事例

いろんな人に「野食」の話をしていく中では、いろいろな野食事例(世界中であるいは過去に行われた「野食」っぽいこと)を教えていただくことがよくあります。その中のいくつかをご紹介します。

1、サバイバルホームレス、職員に。
ニューヨークセントラルパークでホームレスをしていた人が、そこの野草などを食べてサバイバル生活をしていたという話。この人はその知識が認められ、セントラルパークを案内する職員に採用されたらしい。

2、虫を食べる
昆虫食の文化はよく話題になります。アフリカで、オーストラリアでアボリジニが、中国では、ラオスでは、信州では・・・。
韓国では蚕のさなぎが食用に用いられるという話もありましたが、これは日本でもそうだったようです。過去の習慣の再現で、野食計画がお世話になっている上京老人福祉センターでは、センターで飼っている蚕を皆さんで召し上がったそうです。

間違った情報もあるかもしれません。みなさんがご存知のことがあればご指摘ください。


さて、こうやって話題に上るのは、サバイバルやゲテモノ関係が多いのですが、「野食」はそれだけに限っていません。より一般的な山菜や家庭菜園なんかも野食といっていいと思います。
重要なのは、食の既成概念を崩すこと、今まで食べたことのない食材にチャレンジすることです。
そこに面白さがあり、感動があるはずです。
そういう意味では、野食と野食以外の境界線は人それぞれかもしれません。山菜を摘んで食べたことのある人が山で山菜を食べてもそれはただの山菜摘みですが、そういうことをほとんどしたことがない私のような人間が山菜摘みに行けば野食。

皆さんも、野食してみましょう。